病棟では看護教育が整っています。

ゆとり世代看護師への手厚い教育

私は平成二十年に看護師として総合病院に就職しました。現在は、三歳の男の子と六ヶ月の男の子の育児に専念するために、専業主婦をしています。 私が配属された病棟は、重症患者も多く、緊急入院も多い忙しい病棟でした。

毎日色んな病気の方が入院してくるため、勉強しても追いつかず、勉強勉強の毎日でした。 先輩看護師からの教育も厳しく、自分から教えを請わなければ教えてもらえませんでした。 また、自分の仕事が終わっても先輩看護師よりも先に帰ることは雰囲気的に許されませんでした。

病棟でぼーっとしていることも許されないため、新人なりにできることはないかと必死になって手伝えることを探しました。それは、自分が先輩看護師の立場になってからわかったのですが、新人看護師の仕事も先輩看護師が引き受けなければならないため、先輩看護師の負担が多くなっているのです。

そのため、新人看護師が先輩看護師よりも先に帰らないというのは、今になって思えば当たり前のことです。 しかし、今は全く違います。新人看護師は仕事になれていないため、家でゆっくり休養させなければいけない。そのため、早く家に帰さなければいけない。と、上から指導されています。

そのため、新人看護師は、勤務時間内で帰るのが鉄則です。新人看護師が終わらせられなかった仕事は先輩看護師が引継ぎ、残業しなければいけないのです。 また、採血などの医療技術も仕事後に残って先輩看護師から教わっていましたが、いまは勤務時間内にしなければいけません。

新人看護師へのサポートが手厚い分、先輩看護師の負担は年々重くなるばかりです。 また、手厚く育てられた新人看護師は成長が遅く、二年目になってもあまり役に立ちません。 ゆとり世代だから仕方が無いと上は言いますが、こんなにも手厚く育てられた新人看護師たちが厳しい医療現場で役に立てるのか疑問です。

医療現場は命に関わる厳しい現場です。強い精神力がないと耐えられません。その精神力を鍛えるためにも、先輩看護師からの厳しい指導は私の場合は有効でした。 たった六年しかたっていないのに、新人看護師への教育方法が全く変わってしまい、戸惑うことばかりです。 サポートする先輩看護師たちの負担を思うと大変だと感じています。